胃がん、大腸がんで亡くなる方を減らすために、自身の内視鏡診断、技術の向上のみならず、全国へ質の高い内視鏡検査の普及に向けて日々努力し続けています。
私はH9浜松医科大学を卒業後、千葉大学附属病院旧第二外科、現食道胃腸外科(あの白い巨塔のモデルとなった医局です)に入局し、消化器外科医として食道、胃、大腸、肝臓、胆のう、すい臓の主ながん診療にあたり、入局5年目には同医局の内視鏡研究室に所属し、外科医と内視鏡医の二刀流で日々研鑽を積んでまいりました。2002年に私の実兄である現院長と共に地元である下妻市の地域医療に貢献すべく軽部病院に着任しました。肛門疾患においては松島病院(横浜市)、岩垂診療所(銀座)、東葛辻仲病院(我孫子市)で肛門診療の研修を積み重ねてまいりました。東葛辻仲病院には現在も非常勤として勤務しており肛門専門病院での診療に従事しています。今後も地域の患者様に豊富な経験に基づいた、専門的な肛門診療を提供したいと考えています。
同時に私は、ライフワークとして胃がん大腸がんで亡くなる方を減らすために、安全で質の高い内視鏡検査の普及を目指す取り組みをしています。Non loop methodという大腸内視鏡挿入法の理論を確立し、著書の出版や、SNSを通して全世界の先生に発信しています。全国の若い先生方がより短期間に内視鏡技術を習得し、その恩恵を患者様が受けられるようになれば、大腸がん死亡率の減少の一助になれるのではないかと思っております。私個人としては身近にいる地域の患者様に、苦痛が少なく、質の高い胃・大腸内視鏡検査を提供し、胃カメラ・大腸カメラは決してつらい検査ではないということをわかっていただき、内視鏡検査の敷居を下げて、より多くの患者様に気軽に検査を受けに来ていただけるように、日々努力していきます。
「是非、定期的な内視鏡検査を受けに来てください」。よろしくお願いします。